電気用語集
電機子反作用
項目 | 電機子反作用 / でんきしはんさよう |
英語 | armature reaction |
意味 | 電機子に電流が流れることによって発生する磁界が主磁束(磁極の磁束をいう)に影響を及ぼすこと。磁気中性点が移動する。同期機:同期発電機の起電力に対する電機子電流の位相により作用が異なる。①同相電流 偏磁作用を与える. ② 90°進み電流増磁作用を与える. ③ 90°遅れ電流減磁作用を与える. 同期電動機では ① 90°進み電流 減磁作用を与える② 90°遅れ電流 増磁作用を与える. 直流機:磁気中性軸は無負荷時主磁極中間にあるが,電機子電流が流れると発電機では回転子の回転方向に,電動機では回転子の反対方向に移動する。このとき整流が悪くなるので発電機ではブラシ位置を進め,電動機では遅らせる。また,主磁極中間に補極を設けるか,主磁極表面に補償巻線を埋設して反作用を打ち消している。 |